訪問看護ご利用例

  訪問看護ご利用例】

〔例1〕 要支援のAさん:傷の処置

 全身性エリテマトーデス、蜂窩織炎の傷の処置が必要となり訪問看護利用開始。主治医やケアマネと連絡を取りながら、安心して1人暮らしができるようにサポートしています。

当初は処置の必要があり、特別訪問看護指示書により医療保険で2週間の連日訪問 



        
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蜂窩織炎が治癒し、介護保険で週2回の訪問に変更




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さらに状態が安定したため、週1回の訪問に変更




*ケア内容
130分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、皮膚の発赤や腫脹・熱感、傷や打撲、虫刺され、乾燥などの観察、皮膚トラブル時の対応や予防方法の指導、飲み薬が処方通りに服用できているか、飲み薬(ステロイド剤)の副作用症状や効果、感染徴候の早期発見や病状の変化の観察、感染予防の指導、健康相談、緊急時の連絡と対応。
         


 2〕要介護のBさん:入浴介助

 脳出血の後遺症で車椅子生活となり、同居ご家族の支援と訪問看護と訪問リハビリを利用しながら療養生活を送っています。

1週間の利用状況





【看護】:13060分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、話し方や指示動作の観察、口腔内の観察、食事摂取や排便状況・腹部状態の観察、移乗動作の観察、シャワー浴介助、爪切り、オムツ交換、ご家族の介護の相談や指導

【リハビリ】:140分の利用
ストレッチ、筋力強化訓練、関節可動域訓練、座位訓練、立位訓練、歩行訓練、構音訓練、嚥下訓練、自主トレーニングの指導、介護方法の相談や指導
          


 3〕要介護のCさん:ストーマ管理・血糖測定・インスリン注射指導

 直腸癌によりストーマ造設、糖尿病の既往あり。ご家族との2人暮らし。ケアマネと連絡を取りながら、療養生活をサポートしています。

1週間の利用状況

*ケア内容
190分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、ストーマの色・周囲皮膚の発赤や爛れの観察、装具の剥がれや貼付状況の確認、便の色や形・量の観察、腹部の張りや腸の動きの観察、痛みや吐き気・食事摂取状況の確認、食事指導、血糖値の確認、血糖測定・インスリン注射の手技確認と指導、入浴介助、ストーマ装具の貼替、ストーマ物品の管理や発注依頼、ご家族への介護指導、緊急時の対応

             


〔例4〕医療保険のDさん:人工呼吸器管理

 多系統萎縮症で寝たきりとなり、気管切開により人工呼吸器を使用中。胃瘻による栄養摂取、膀胱留置カテーテルによる排尿管理。訪問看護・訪問リハビリ・訪問介護・訪問診療・訪問歯科・マッサージを利用、連携を取りながら療養生活を送っています。

1週間の利用状況


*ケア内容
【看護】:160分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、呼吸音の観察、痰の色や量の観察、床ずれなどの皮膚の異常・胃瘻部や気管切開部の皮膚の観察、尿の色や量・臭いの観察、腹部の張りや腸の動きの観察、排便処置、陰部洗浄、手浴、足浴、気管切開部の管理、胃瘻部の管理、吸引、家族の介護相談や指導、人工呼吸器の回路交換、カフアシスト

【リハビリ】:
140分の利用
リラクゼーション、関節可動域訓練、ストレッチ            

           


〔例5〕医療保険のEさん:精神科訪問看護

 統合失調症で服薬治療中。1人暮らし。市内在住のご家族と病院と連携しながら、再入院にならないようにサポートしています。訪問看護を社会とのつながりの第一歩として利用し、一人で買い物に行けるようになりました。

1週間の利用状況


*ケア内容
160分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、コミュニケーション、薬袋への日付記入、服薬カレンダーへの薬のセット確認、空包の確認、日常生活の状況や本人の思いの傾聴、生活のしにくいところを一緒に考え改善方法を指導、家族や病院との連携

          


〔例6〕医療保険のFさん:外出支援

 進行性筋ジストロフィーで車椅子生活。膀胱留置カテーテル留置中。デイサービスや通所リハビリ・買い物など、積極的に行いながら療養生活を送っています。外出時はFさんらしくお洒落をして出かけています。

1週間の利用状況

*ケア内容
160分未満・複数名訪問の利用
バイタル測定(体温・脈拍・毛筒・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、腹部の張りや腸の動きの観察、浣腸や腹部マッサージによる排便処置、膀胱留置カテーテルの洗浄、尿の色や量の観察、食事摂取状況・摂取量・嚥下状態の確認、床ずれ(発赤・皮むけ・傷)などの皮膚の異常の観察、清拭、陰部洗浄、爪切り、車椅子移乗・外出の準備と送り出し、主治医やご家族との連携、ヘルパーとの連携、介護者への介護指導
     
           


〔例7〕医療保険のGさん:膀胱留置カテーテル管理・排便管理

 頚髄損傷により寝たきりとなり、膀胱留置カテーテル挿入中。訪問診療・訪問歯科・デイサービス・訪問看護・訪問リハビリを利用しながら、療養生活を送っています。

1週間の利用状況






*ケア内容

【看護】:160分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、腹部の張りや腸の動きの観察、浣腸や腹部マッサージによる排便処置、膀胱留置カテーテルの交換や洗浄、尿の色や量の観察、食事摂取状況・摂取量の確認、床ずれ(発赤・皮むけ・傷)などの皮膚の異常の観察、清拭、陰部洗浄、ご家族への介護方法の相談や指導・主治医との連携

【リハビリ】:140分の利用
車椅子移乗、リラクゼーション、関節可動域訓練、筋力強化訓練、座位訓練、ストレッチ
夜間の水分摂取介助による介護負担軽減のため給水装置を作成、自分で食べる喜びのため自助具の作成 
   
        


〔例8〕医療保険のHさん:緩和ケア、終末期~看取り

 肺がん・脳転移・肝転移で治療困難となり、症状や疼痛をコントロールしながら、旅行に出かけ、最後まで住み慣れた自宅で過ごしました。

当初は治療中で状態観察を中心に訪問看護を開始




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疼痛や倦怠感が出現、治療効果なく緩和ケアに移行
体力・筋力低下もあり訪問回数を段階的に増やしリハビリも開始




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疼痛や呼吸困難感、倦怠感の増強で訪問回数を増やし、最終的には連日訪問となる






*ケア内容
【看護】:160分未満の利用
バイタル測定(体温・脈拍・血圧・酸素飽和度測定)、一般状態の観察、意識状態の観察、呼吸状態の観察、痛みや鎮痛剤の効果・麻薬の副作用の観察、腹部の張りや腸の動きの観察、浣腸や腹部マッサージによる排便処置、食事や水分摂取状況・摂取量の確認、床ずれ(発赤・皮むけ・傷)などの皮膚の異常の観察、清拭、陰部洗浄、在宅酸素の管理、ご家族への介護相談や指導、主治医との連携(状態報告・薬剤調整依頼)、ケアマネージャーとの連携、ターミナルケア、エンゼルケア

【リハビリ】:140分の利用
リラクゼーション、関節可動域訓練、筋力強化訓練、座位訓練、ストレッチ

        




~みなさまが、住み慣れた場所で自分らしく過ごせるお手伝いをいたします~










            

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